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本当の意味で父になった時

はい、どーもー!西本です。
TOPはお食い初めの時の家族写真。親子ともども表情激固です。

今でこそ親バカ酒好きダメ人間の私ですが、何度か書いておりますが、私は元々子どもが大好きという人間ではありませんでした。というか、むしろ嫌いよりの人間だったと思います。
新幹線の車両から子どもの鳴き声が聞こえると、「あー、子どもいるのか…」と声には出さないものの(当たり前)、少し残念に思うくらいには子どもの事が好きではなかったのです。

そこで今回、そんな私が父としての自覚、また子どもの事を本当に好きで好きでたまらなくなった時の事を書きたいと思います。

妻のお腹に命が宿る

素敵な見出しから始まりましたが、基本的には子どもに対して「出来た」「作った」等の表現にとやかく言う人ではありません。
ですが世間的には言い回しが気になる人もいるとは思うので、ステキな表現を心掛けるように日々気を付けております。

私たち夫婦は香川に移住してきて1年ほど経った時に、「そろそろ子どもを」という話になり、有難いことにそれから半年以内に妻が妊娠しました。

その報告を受けた時、妻に対して「おめでとう」や「ありがとう」という気持ちより「良かったね」という気持ちが強かったのを覚えています。もしかしたらそう妻に言っているかもしれません。そうだとしたら最低ですね。思ってただけで発していないのならダメ人間程度ですみますね。世間的にはどちらもアウトなのは重々承知です。

「何を他人事のように」と思われるかもしれませんが、当時の私は子どもを熱望していた妻に対して素直にそう思い、私自身は「10カ月後に東京でオリンピック開催されるよ!」くらいのわくわく感程度のものでした。この時期にこの例えもおかしいですね、自粛します。

そんな気持ちを抱く私にはモチロン父親としての実感はこの時は全く湧いてきておりません。
可能な限り安静に、でも子どもが産まれる前に必要なものは全て準備しようとテキパキ動く妻を横目に、以前と変わらず飲みに出歩いてたりしておりました。

父親としての自覚はなくとも、出歩くのは自制しようよという言葉はそのまま飲み込んで下さい。今なら理解出来ますが、当時のおこちゃまな私(33歳)には分からなかったのです。

香川と花見スポットの一つ、玉藻公園でのアホ面

無事出産!

7月の暑くなってきたころに我が子は産まれました。
出産前日、サッカーW杯の試合を観にスポーツバーに行っていた私でも出産には立ち合い、出産の大変さ、女性の偉大さを目の当たりにしました。

産まれてきた時は妻に「お疲れ、頑張ったね」という言葉は掛けられたとは思います。そして我が子とのご対面。子どもに興味のない男が思う言葉あるある第一位の「なんだかおじいちゃんみたいだなぁ」が脳裏によぎって、更に言葉にも発しました。こういう発言を怒らず笑ってくれる妻に感謝です。

妻と子どもはそのまま1週間入院した後、3人での生活が始まりました。
元々保育士だった妻は手際よく、出産前に準備していたものを巧みに使い、子育てに精を出しておりました。そして、なんということでしょう、私は「何をしていいか分からない」という言葉を盾に、飲みに行くペースがさほど変わらないような状態でした。

そう、子どもが産まれて一緒に生活をするようになっても父親としての自覚・責任を持てずにいたのです。
(一応、可愛いという感情はありました。)

おじいちゃんでもあり宇宙人でもありますね。

産まれて三カ月後に起きた事件

結論から言いますと、この三カ月後に起きた事件によって、私は父親としての自覚、子どもが可愛くて可愛くて仕方ない病になりました。

西本家に起きた事件、それは妻の入院でした。

病名は肺炎。最初に異変を感じて病院に行った時は肺炎とは診断されず、その後様子見ながら過ごしていましたが、体調は悪化する一方。数日後の深夜、病院に行きそのまま入院となりました。

正直、病名が分かった事により入院にはなりましたが、私も妻も原因が分かりホッとした部分はありました。
肺炎になった理由は、建物内のアレルギー性によるもので、その後すぐに引越ししたというスピンオフもありますが、それはまた違う機会に。

兎にも角にも妻は病院内で絶対安静。今までろくに育児に協力していない男と生後三ヵ月の息子との奇妙でもなければ不思議でもない、普通に親子の生活がはじまったのです。

そこからは分からない事だらけで、何かある度に妻にLINE。子ども寝かしつけてご飯を食べようとした時に急にギャン泣き、その後1時間以上も寝なかった事や、便秘のため綿棒でお尻をいじって部屋にう〇ちが飛び散ったのは良い思い出。

妻が退院するまで、結果一週間だったのですが、その一週間、息子の世話をし続けた事で「あ、この子は俺がいなきゃダメなんだ。1人じゃまだ何も出来ないんだ」と、当たり前な事にようやく気付き、そこから一気に父性が芽生えたのです。お酒も飲まなかったんです。飲まなかったというより仕事と育児で飲んでる余裕がなかったという感じですね。

そして一週間後、妻が退院し、そこでようやく本当の意味での父・母・子どもの三人での生活がスタートしたのでした。

子どもが心なしか殴っている様に見えます。

最後に

妻の入院は、無事だったから言える事ではあるのですが「結果的には良かったよね」というような事を妻と話したります。

私自身、一週間の息子と二人きりの生活が無ければ、今ほど子どもや育児する妻に感謝や愛情を抱いていないかもしれません。

私は運よく(?)父親としての自覚を持てましたが、ほとんどの男性は女性よりも先に親になるのは難しいと思います。それにより夫婦間の感覚のズレが生じて、最終的には離婚という事にもなりかねません。

妊娠、出産の時期は同様の悩みを持つ方が多く、その時に少しでもこのブログを読んだ方が「なるほど、こういうことなのね」と知って、相手を思いやる気持ちを持てたらと思い、書きました。
あと、「このブログなら自然な流れで子どもの写真載せられるな」と思い、書きました。もしかしたらこっちの意図が強いかもしれません。

「無償の愛」なんてちゃんちゃらおかしい、そんなもんあるわけないと思っていた私が「あるやん!無償の愛!」って知った話しでした。
それでは!

これは去年の写真です。本当は毎年撮って成長を確かめたかったんですが1年で企画が潰れました。

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